クロンマー 管弦八重奏のためのパルティータ へ長調 作品57クロンマー(1759~1831)は、チェコ出身の音楽家で、ウィーンを中心に活動、特に後半生はハプスブルク家宮廷楽長という要職についている。作品は弦楽四重奏曲の他、管楽器のための曲などを多く残しており、特に管楽八重奏(オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴット各2)は彼の代表的なジャンルである。 この編成の管楽合奏はハルモニームジークと呼ばれ、18世紀後半から19世紀初頭のドイツやオーストリアで流行したジャンルだった。というのも大規模な楽団を雇えない貴族でもこうした小規模の合奏ならば抱えることができたからで、クロンマーもこうした時代の需要に応えて、管楽合奏曲を書いていったのである。 その中でも特に親しまれている作品57のパルティータは、生気に満ちたソナタ形式の第1楽章(アレグロ・ヴィヴァーチェ)、スケルツォ風の趣きを持ったメヌエット楽章(プレスト)、叙情に富んだ短調の緩徐楽章(アダージョ~アンダンテ・カンタービレ)、軽快なロンドによるフィナーレ(アッラ・ポラッカ)という古典的な4楽章構成によっている。 無断転載厳禁 |
