モーツァルト ディヴェルティメント第11番ニ長調 K.251
ラッハナー 九重奏曲ヘ長調
シューベルト ピアノ五重奏曲イ長調 作品114 D.667 「ます」
ダマーズ 木管五重奏のための17の変奏曲 作品22
コルンゴルト ピアノ五重奏曲ホ長調 作品15
ブラームス セレナーデ第1番ニ長調 作品11(九重奏版)
メンデルスゾーン 弦楽五重奏曲第1番イ長調 作品18
シュポア 幻想曲と変奏曲変ロ長調 作品81
ボザ 管楽八重奏曲
ブラームス ピアノ四重奏曲第1番ト短調 作品25
ベートーヴェン 七重奏曲 変ホ長調 op.20
クロンマー 管弦八重奏のためのパルティータ へ長調 作品57
フォーレ ピアノ四重奏曲第2番 ト短調 作品45
ヒンデミット 5つの管楽器のための小室内音楽 op.24 No.2
チャイコフスキー 弦楽六重奏曲 ニ短調 op.70 「フィレンツェの思い出」 

クロンマー 管弦八重奏のためのパルティータ へ長調 作品57

クロンマー(1759~1831)は、チェコ出身の音楽家で、ウィーンを中心に活動、特に後半生はハプスブルク家宮廷楽長という要職についている。作品は弦楽四重奏曲の他、管楽器のための曲などを多く残しており、特に管楽八重奏(オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴット各2)は彼の代表的なジャンルである。

この編成の管楽合奏はハルモニームジークと呼ばれ、18世紀後半から19世紀初頭のドイツやオーストリアで流行したジャンルだった。というのも大規模な楽団を雇えない貴族でもこうした小規模の合奏ならば抱えることができたからで、クロンマーもこうした時代の需要に応えて、管楽合奏曲を書いていったのである。

その中でも特に親しまれている作品57のパルティータは、生気に満ちたソナタ形式の第1楽章(アレグロ・ヴィヴァーチェ)、スケルツォ風の趣きを持ったメヌエット楽章(プレスト)、叙情に富んだ短調の緩徐楽章(アダージョ~アンダンテ・カンタービレ)、軽快なロンドによるフィナーレ(アッラ・ポラッカ)という古典的な4楽章構成によっている。

無断転載厳禁