モーツァルト ディヴェルティメント第11番ニ長調 K.251
ラッハナー 九重奏曲ヘ長調
シューベルト ピアノ五重奏曲イ長調 作品114 D.667 「ます」
ダマーズ 木管五重奏のための17の変奏曲 作品22
コルンゴルト ピアノ五重奏曲ホ長調 作品15
ブラームス セレナーデ第1番ニ長調 作品11(九重奏版)
メンデルスゾーン 弦楽五重奏曲第1番イ長調 作品18
シュポア 幻想曲と変奏曲変ロ長調 作品81
ボザ 管楽八重奏曲
ブラームス ピアノ四重奏曲第1番ト短調 作品25
ベートーヴェン 七重奏曲 変ホ長調 op.20
クロンマー 管弦八重奏のためのパルティータ へ長調 作品57
フォーレ ピアノ四重奏曲第2番 ト短調 作品45
ヒンデミット 5つの管楽器のための小室内音楽 op.24 No.2
チャイコフスキー 弦楽六重奏曲 ニ短調 op.70 「フィレンツェの思い出」 

フォーレ ピアノ四重奏曲第2番 ト短調 作品45

 もっぱらオペラを中心に展開してきた19世紀フランスの音楽界は、ようやく最後の4半世紀になって、器楽振興の運動が盛んになってきた。そうした状況の中で、フォーレ(1845~1924)は優れた室内楽曲やピアノ曲を世に出して、フランス器楽音楽の発展に大きな影響を与えたのである。中期の1886年に書かれたこのピアノ四重奏曲第2番(ピアノ・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ)も、規模の大きな確かな構成のうちに、彼らしい叙情性と内に秘めた情熱とを円熟した書法で表現した名作だ。この年に敬愛する父をなくしたフォーレは、その悲しみを契機にあの有名な「レクイエム」の作曲にもとりかかっており、そうした当時の心境がこの四重奏曲にも反映しているとする考え方もある。初演は1887年1月22日に国民音楽協会で行なわれている。

 第1楽章(アレグロ・モルト・モデラート)は豊かな起状を持ったソナタ形式楽章で、大きなコーダを持っている。第2楽章(アレグロ・モルト)は急速なスケルツォで、第1楽章の2つの主題も用いられている。第3楽章(アダージョ・ノン・トロッポ)は内省的な深い叙情を湛えた感動的な緩徐楽章。第4楽章(アレグロ・モルト)は劇的な展開を示すフィナーレ。ソナタ形式をとっている。

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