モーツァルト ディヴェルティメント第11番ニ長調 K.251
ラッハナー 九重奏曲ヘ長調
シューベルト ピアノ五重奏曲イ長調 作品114 D.667 「ます」
ダマーズ 木管五重奏のための17の変奏曲 作品22
コルンゴルト ピアノ五重奏曲ホ長調 作品15
ブラームス セレナーデ第1番ニ長調 作品11(九重奏版)
メンデルスゾーン 弦楽五重奏曲第1番イ長調 作品18
シュポア 幻想曲と変奏曲変ロ長調 作品81
ボザ 管楽八重奏曲
ブラームス ピアノ四重奏曲第1番ト短調 作品25
ベートーヴェン 七重奏曲 変ホ長調 op.20
クロンマー 管弦八重奏のためのパルティータ へ長調 作品57
フォーレ ピアノ四重奏曲第2番 ト短調 作品45
ヒンデミット 5つの管楽器のための小室内音楽 op.24 No.2
チャイコフスキー 弦楽六重奏曲 ニ短調 op.70 「フィレンツェの思い出」 

ヒンデミット 5つの管楽器のための小室内音楽 op.24 No.2

 

    20世紀ドイツの作曲家パウル・ヒンデミット(18951963)は第1次大戦中から作曲を手掛け、戦後本格的に活動を始めた。当時のヨーロッパでは、新古典主義をはじめとして、それまでのロマン派の影響を払拭するような動きが様々に起こっていたが、ヒンデミットもそうした動きに呼応し、よい意味での職人的な卓越した技法をもとに、客観的なスタンスを重んじつつ、新即物主義とも呼ばれる独自の作風を追求していくことになる。フルート(ピッコロ持替)、オーボエ2、ファゴット、ホルンという管楽合奏のためのこの小室内音楽は、彼が作曲家としての本格的な活動を軌道に乗せつつあった初期の1920年代初めの作品。管楽器の音色を巧みに生かしつつ、明快な線的書法、ジャズの影響も受けた新鮮なリズム、斬新な響きなどが組み合わされたフレッシュな音楽で、初演当時新しい時代の音楽として高く評価された。

  

   第1楽章(快活に)は、軽快で小気味よい動きを中心に、表情を様々に変化させていく。第2楽章(ワルツ、徹底して静かな音で)はワルツ楽章で、どこかユーモラスな趣を持っている。第3楽章(安らかで簡素に)は、穏やかな主部とリズミックな伴奏を持つ中間部とが対照される緩徐楽章。第4楽章は各楽器のカデンツァを連ねたきわめて短い楽章で、次の楽章への導入的な役割を果たす。第5楽章(きわめて活発に)は躍動感に溢れるフィナーレである。

 

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