更新日 : 令和05年03月28日(火曜日)
有形文化財
本物件は、明治14年(1881)3月から東京上野で開催された「第2回内国勧業博覧会」に出品するため、内務省山林局木曽出張所が主体となり、福島村の児野嘉左衛門(ちごのかざえもん)(1809~1885)に発注して作らせた木製のジオラマ(立体模型)である。
木曽ヒノキの大径材をブロック状に加工し、表面に彫刻を施す手法で木曽地域(戦前の西筑摩郡全域)の地形を表現している。
模型全体の面積は8.7平方メートルで、畳にして約5畳分に相当する。縮尺は、水平方向は約1/15,000、垂直方向は約1/5,000。
内国博覧会終了後、模型は数度にわたって保管場所の移動が繰り返され、現在は木曽町所有のもと、旧帝室林野局木曽支局庁舎(御料館)において展示に供されている。
140年以上の間に移動を繰り返しつつ再び木曽の地に還ることとなった稀有な来歴も含め、木曽谷の林政史上特筆すべき文化財として注目される。
無料
御料館(旧帝室林野局木曽支局庁舎) 4月〜11月 午前9時〜午後5時 12月〜3月 午前10時〜午後4時
毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌日)、年末年始
住所:〒397-8588 長野県木曽郡木曽町福島2326番地6
TEL:0264-23-2070(代)
FAX:0264-24-2004(代)
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