更新日 : 令和03年05月13日(木曜日)
毎年2月になると、木曽川漁業共同組合さんから「園でも育ててみませんか」とイワナの卵を持ってきてくれます。
今回も「いわなのたまご、いつくるかなあ」「もうすぐ、くる?」と楽しみにしていた年長児。
無事卵が届いて、1人ずつ水槽に入れてあげました。
「たまご たくさんだねえ」 「げんきに そだつといいなあ」
毎年の年長さんが行っている水温のチェック。受精から積算温度が800度に達すると川に返してあげる目安なので、今年の年長さんも「おとうばんが、おんどをはからないと」と言い、毎日の水温を記録してグラフに色を塗っていきました。
「まだだねえ」「いつ、うまれるかなあ」
ついにいわなが生まれると、子どもたちは大喜び。
「えをかこうよ」とお友達と絵を描いたり、
「おなかにたまごがついてる」「それ、えさになるんだよ」
「このいわなは、しっぽにもたまごがついてる! なんでだろう」
と様々な発見がありました。
(写真が見にくくてすみません)
それから800℃になるまで、記録をとりつづけながら
水面に出てくる泡をとってお世話を続けました。
そしてついに800℃!
「おなかのたまごがなくなってる」 「はやくかわに かえしてあげないと おなかすいちゃうよ」
と気づいた年長さん。
みんなで近くの川に行って放流してきました。
「げんきにおおきくなってね」
「いわなつかみするときは、おおきくなってるかもね」(開田では毎年夏に地区の川で、いわなつかみをして食する地域行事がある)
子どもたちはイワナの姿を毎日観察する中で、同じように見えるいわなでも「あのこはおなかのたまごがちいさい」「あのこはあまりうごかないね」など、よく見ていないと気がつかない小さな変化にも気がつく姿がありました。
温度計を見るときに「あわがあるから きれいにしないと」と、自ら掃除してくれる姿もありました。
園の玄関に水槽を置いたので、毎朝登園してすぐにいわなを観察し、さらに興味や関心が高まり、細かなことに気がついたりしたのかなと思います。
春から様々な生き物を捕まえたり飼ったりしてきました。
生き物を大切にすること、責任を持って生き物を飼うと言うことができたと思います。
いわなの絵を描いたり観察する中で、生き物の不思議に気づくことができました。
また、子どもたちが自らお世話をしてあげたい、大きくなって欲しいの思いから育てることができたこと、
とてもよい経験であったと感じています。
今年の冬も雪が少なかったのですが、昨年よりはたくさん降ってくれて
開田保育園の子どもたちは毎日のように雪遊び!!
園庭横のおんたけさん(大きな築山)でのそりすべりも後半はあきてきたようで、
すぐ横の土手登りに挑戦し始めました。
足が滑って登りにくいのですが、2本の手、2本の足をフル稼働して登っていきます。
そして、頂上に到着。
こちらは年長の女の子たちが、体を使って雪にお絵描きをしていますよ。
雪の上に仰向けになり、手足を動かしてチョウチョを描きました。
こちらは斜面を利用して何を描いているのでしょう?
エビだそうです。
ときにはこんな形でスリルを楽しんでいます。
足元が悪い急斜面。どうやって体を使うのか、どうやったらうまく登れるのか。
自分から「登ってみたい」「いちばんうえまでいくぞ」という意欲のもと、自然に体が覚えていくのではと思います。
どうやって寝転べばいいか?体はどう動かすといいか?
友達の動きを見たり、自分で試行錯誤したり、
また、偶然できた形を楽しんだりして、
次は何を描くかより意図的にイメージして、描いていました。
冬の初めは、雪だるまやかまくら作り、そしてそりすべりを存分に楽しんだ子どもたち。
存分に遊んだからこそ、今度は新しい遊びを自分から見つけ出そうとするのかなと思います。
また、そこには友達の影響も深く関わっていて、お互い刺激しあい、楽しさを分かち合っているようにも見えました。
夏の終わり、保育園の畑に「末川かぶ」の種を蒔き、10月下旬に収穫。
木曽の発酵食品「すんき」をつくります。
おばあちゃん先生に教えてもらいながら、年長さんが洗ったり切ったり、
そして樽に漬け込みました。
さあ、どんな味になるかお楽しみに。
園庭の倉庫には、写真のように竹を半分に切ったものが数本立てかけられています。
それは、子どもが自分の手で直接触れずに、何かを動かすことを好むからです。
●暖かい時期は、砂場や園庭に穴を掘って水を流す→どんどん掘って長い川を作っていく。
●井戸の口から竹を並べて自分が思うところに水を流す。
というように水を動かして遊んでいました。
寒くなってくると、園庭にたくさんどんぐりが落ち始めます。
今度は竹の上にどんぐりを置いて転がします。下の写真がそれです。
水みたいにうまく最後まで転がってくれないときも多いですが、そのこと自体も楽しんでいるようです。
外遊びだけでなく、どんぐりを部屋に持ってきて転がすコース作り。
牛乳パックやトイレットペーパーの芯などを使って、
どうすればいいか考えたり
友達と話し合ったり、
貼ったり剥がしてつけ直したり、
試行錯誤する子ども達でした。
10月1日は中秋の名月。
年中さんは紙芝居や保育士からのお話で、お月見のことをお勉強。
粘土で団子作りもしました。
そして、責任重大な1日が・・・
なんとおやつ作りで、全園児分のつきみだんごを作らなければならないのです。
朝からやる気マンマンの年中さん。
まずは粉をこねます。ボールが動かないように、2人1組で。
粘土遊びの成果!
たくさん丸めてくれました。仕上がりもとても綺麗でした。
丸めながら「とうふのにおいだ」「ごはんのにおいがする」と匂いを感じたようです。
透明の鍋で団子を茹でます。みんな興味津津。
沸騰してぼこぼこと泡が出てくるのが楽しいようで、浮き上がろうとする団子に「がんばれ!がんばれ!」と声援を送ったり、「フラダンスしているみたいだね」と言ったりしていました。
お昼寝のあと、みんなでおやつ。
他のクラスの子達から「おいしい」「またつくって」と言われ、とっても誇らしげな年中さんでした。
翌朝、「おつきさまみたよ」と何人も報告してくれました。
春にみんなで植えたさつまいもの苗。
多くが枯れてしまいましたが、力強く生き残った苗は、ジャングルのようにツルを伸ばし葉を繁らせました。
さあ、まずはツルを引っ張り抜きにかかります。
力を合わせて「うんとこしょ、どっこいしょ」
こんなに大きなさつまいもがどっさり収穫できました。
年長さんは、抜いたツルを大型遊具に巻きつけてジャングルを作りました。
ツルを縄にして縄跳びにも挑戦。
子どもは今までの経験から、自ら考え、工夫し遊ぶようです。
さあ、今後の焼き芋が楽しみです。
シーズンの始まりはプール掃除から。みんなウキウキ気分で、ゴシゴシと雑巾でこすっていました。
こうして、プールの準備と子どもの心の準備ができあがります。
右下の写真は2歳児さん。小さなプールで安心できることで、じっくりと水遊びを楽しめます。
「先生の背中だと水も怖くないよ。楽ちん楽ちん」(写真左下)
ワニさん歩き、足を後ろに伸ばすと体が不安定になって少し怖いんです。けど頑張る年少さん。(写真右下)
年中さんになるとワニさん歩きにも余裕が見られます。
先生の足のトンネル。「これをくぐると水に顔がついちゃうよ!いけるかな〜」
年中さんが顔つけに挑戦!
プールの水が視界いっぱいになるより、この方が挑戦しやすいようです。
するとすぐにマットがなくても顔をつけれるようになりました。
年長さんになると潜れる子どもも多くなり、様々なことに挑戦するようになります。また自分たちで遊びを考え水中じゃんけんなどを楽しんでいます。
開田保育園の園庭には小川が流れています。
タライを運んで遊びだしたのは年長の女の子たち。
タライの大きさと小川の水位の関係で、ところどころで座礁してしまいます。
すると後ろからサポート部隊が、スコップで波を起こします。
自然と3人で協力しての遊びです。
終われば次の人に交代。
バランスとるのが難しそうですが、みんな体幹がしっかりしているのかな。
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