更新日 : 令和04年07月04日(月曜日)
年長の男の子2人が、井戸の吐水口に雨どいをつけてペットボトルを隙間なく並べ、井戸のポンプを動かしました。
しかし、ペットボトルは動きません。
そこで担任を呼び、ポンプを動かしてと要求。
担任が思いっきりポンプを動かすと吐出口から大量の水が流れペットボトルが流れました。
再び自分たちでペットボトルを並べ、今度は2人一緒にポンプを力いっぱい動かします。
少しづつペットボトルが動いた方思うと、ガタガタガタ~とペットボトルが一気に流れ落ちました。
「ながれた〜」「やったあ」と大喜び。
次に2人はそこから2~3m先にある小屋まで水を流そうと話し合い、雨どいを延ばしていきます。
途中小川の上にトイを渡らせ、小屋の窓に問いの最終地点を持って行きました。
完成すると一人がポンプを押し、一人が流れを確認しています。
水を流すも途中の接続部分で水が漏れてしまいます。
何度か試行錯誤し、トイの最終地点を小屋の下の隙間から中に入れ込みました。
そして勢いよく水を流すも小屋まであと一歩で、なかなか小屋のなかまで水は流れませんでした。
園庭の小川でさかなつりごっこをやりたい年少児。
「あれ〜かわのみずがない」「ここから(井戸)ながしていっぱいにする」
半分に切った竹や塩ビ管を持ってきてつなげ、川に水が届くように考えて工夫していましたが
上手くいかず・・・「どうすればいいの?」
その声に、近くにいた年中児が「こうするんだよ」と竹のつなぎ目にバケツを置いて台にし問題は解決。
しかし、今度は竹が吐出口から外れ水が竹に届かない問題が。
みんなでいろいろなものを持ってきて試行錯誤し、塩ビ管をもうひとつつなげて解決しました。
年中の男の子がポンプを何度も動かして水を流し、釣り遊びができました。
水路にする竹や塩ビ菅などは、ただ置いていいても水が上手く流れないことに気づいて、水が流れるようにバケツを置いて坂をつくった。
1の年長児の方でも、水量が少ないと流れにくいことや、水の流れる法則見たいなものに気がついて、自分たちで試行錯誤や工夫していた。
年長児はペットボトルを流したい、水を小屋まで届かせたい。年少児は釣りがしたい→川に水がない→井戸から川に水を流そうと、自分たちのこうしたい!という気持ちが、様々な気づきや試行錯誤を誘い、特に2の方では、異年齢で考えを出し合い協力する姿を生み出した。
今回、自分たちで考える力や友達の話を聞く力、継続する諦めない力が芽生えた瞬間が見られました。保育者側から「こうしたら」と言うのではなく、子どもたち同士で気づき発見したり、作り上げて遊ぶ楽しさを味わってもらえるように、見守りを大切にしたいと思いました。
全域
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